福岡県柳川市は、水郷柳川と呼ばれ、町の中に流れる川を巡る「川下り(お堀めぐり)」が有名です。2月~4月までは、「柳川ひな祭り(さげもんめぐり)」が開催され、街全体が華やかに賑わいます。
有明海の干拓地にいる不思議でかわいい生き物にも会えますよ。
衝撃の夜明茶屋
柳川市といえば「うなぎ」ですが、有明海の干拓地にいる珍しい魚介類を美味しく頂くことができます。見慣れない魚介類は、インパクトが大きく、旅の良い思い出になりますよ。
そんな有明海の魚介類を食べる事ができる「夜明茶屋」。白い建物の看板に「魚・鮮魚店」が目印で、魚屋とお土産屋とお食事処がある大人気のお店です。
鮮魚店は水族館
「夜明食堂」の隣にある鮮魚店では、有明海の種類豊富な魚介類が販売されています。壁には、写真とともに有明海の生き物の紹介がされ、まるで水族館。大人も子供も楽しめる鮮魚店です。
今から自分が食べるかもしれない魚介類が、ズラリと並び、それを眺めることは、何とも言えない気持ちにはなります。
夜明食堂
休日の昼時とあって混雑気味。席に着くまでは、予約表に名前を記入してしばらく待ちます。
店内には、1階席と2階席があり、私たちは2階の座敷へ。メニューを眺め、有明海の知らない魚介類がどんな味なのか想像できずにいると、店員さんがとても丁寧に教えてくれました。
私は、クチゾコの煮つけとワケノシンノスの味噌煮やクラゲ和えがついた夜明茶屋人気NO.1定食「有明の幸定食」「メカジャ」「ワラスボのお刺身」を注文しました。
「有明の幸定食」1,650円(税込)で、なかなかのボリュームです。個人的に珍しい味が多く、美味しさと不思議さがありました。
「ワラスボのお刺身」これはもう衝撃的。ワラスボは、目が退化し口は大きく牙が鋭い。ウニョウニョ動いて長い。エイリアン。お刺身になっても口をパクパクと動かして、さすがに驚きました。
そのお味は、今までに食べたことのない独特な味。ワラスボの骨は、最後唐揚げになってまるごと食べれます。
有明海の生き物は、見た目のクセがすごい!!ワラスボ、メカジャ、むつごろう、クチゾコ、ワケノシンノス・・・
メカジャは、緑色の貝から、もやしが生えているような生き物。ワラスボに夢中で写真を撮影し忘れてしまいました。ワケノシンノスは、イソギンチャクで別名が面白いんですよ!!・・・調べてみて♡
他にもメニューは豊富。定番のお刺身定食やカキフライ、お子様ランチ。そして、珍しいメニューもたくさん。
もし、お酒が大丈夫であれば「むつごろう酒」「エイリアンハイボール」に挑戦してみると盛り上がりますよ!!
テイクアウトも可能
出典:夜明食堂食堂部
予約をするとテイクアウトも可能。有明海の魚介類たくんのお弁当から一品料理まで。ご自宅でも気軽に食事が楽しめますよ。
店名 | 夜明茶屋 |
住所 | 福岡県柳川市稲荷町94-1 |
電話番号 | 0120-08-6256 |
営業時間 | 食堂:11:30~15:00 17:00~22:00 鮮魚:9:00~21:00 お土産:9:00~22:00(お土産館10:00~18:00) |
定休日 | 火曜日 |
ホームページ | http://www.mutugorou.co.jp/ |
「夜明茶屋」の向かい側に「やながわ有明海水族館」があります。有明海の不思議な生き物などを観察できました。子供が楽しそうでしたよ♪
水郷柳川 川下り(お堀めぐり)
水郷柳川の川下りの別名は、「お堀めぐり」。約420年前に城下町の治水・利水のためにお堀が整備されました。お堀は、町中を巡り、今では、「川下り=お堀めぐり」が、柳川観光のメインです。船頭が柳川の歴史を案内してくれます。
川下りは、5社が催行しています。
- 水郷柳川観光
- 大東エンタープライズ
- 城門観光
- 柳川観光開発
- 柳川リバー観光
各社、多少の料金差と乗船場所が違います。
私は、駅から1番近い「水郷柳川観光 株式会社」を利用しました。場所は、国道208号線沿い下百交差点北側、無料駐車場があります。
受付を済ませ、出発時間まで待機。3月中旬の天気が良い日でしたが、風は冷たい。船には、ひざ掛けがありました。こたつ船は、12月~2月末までのようです。
春を迎えた青空と新緑の草木や花を眺めながら日吉神社などの観光スポット巡ります。途中、橋の下をくぐり抜けて、売店に寄ります。船からソフトクリームや揚げ餅、ビール、甘酒など注文できます。いい思い出です。
地元の方は、花嫁と花嫁道具を運ぶ花嫁船や飲み会も船で行うようで、たまに酔っ払いのおじちゃんが船から落ちて笑い者になってしまうそうです。
片道運航で約60分。乗船場から御花前まで乗船しました。帰りは、御花前から乗船場まで無料送迎してもらえます( *´艸`)ありがたい!!
施設名 | 水郷柳川観光 株式会社 |
住所 | 福岡県柳川市三橋町下百町1-6 |
電話番号 | 0944-73-4343 |
営業時間 | 9:00~17:00(乗船受付9:00~16:00)17:00以降は、貸切船で要予約 ※川下りは約60分 |
定休日 | 年中無休(2月落水期は周回コースにてご案内) |
料金 | 大人:1,500円 子供:800円 ※ホームページからの予約にて割引券あり |
ホームページ | http://kawakudari.com/ |
その他 | ・雨天の場合は、ポンチョ式レインコート無料貸出 ・下船後のお戻りは、御花前から乗船場まで送迎あり ・ペットは不可 |
柳川藩主立花邸 御花
下船すると「柳川藩主立花邸 御花」があり、その周辺がメイン観光地です。ここからは、徒歩です。
「柳川藩立花邸 御花」は、江戸時代から柳川藩主立花家の邸宅で明治時代に整えられ、国指定名勝「立花氏庭園」として観光スポットになっています。西洋館・立花家史料館・松濤園・お食事や宴会・宿泊・ウェディング・売店があります。
さげもんまつりの時期は、写真の通り。さげもんは、ひな祭りに飾るお祝いもの。初節句の女の子の幸せと健康を祈って作られています。このようなさげもんが、町中に飾られ1つ1つ手作りでとても可愛いです。
「柳川藩立花邸 御花」には、車でも行けます。宿泊も可能なので柳川市旅行の際はぜひ♪
施設名 | 柳川藩主立花邸 御花 |
住所 | 福岡県柳川市新外町1 |
電話番号 | 0944-74-0872 |
西洋館・立花家史料館・松濤園・大広間 | 開園時間:10:00~16:00 休館日:月曜日 御花入園料:大人700円 高校生:400円 子供:300円 |
ホームページ | http://www.ohana.co.jp/ |
柳川市は、歴史と海の幸にあふれた町。オススメは、さげもんまつりが開催される春です。エイリアン(ワラスボ)を食べてくださいね!!
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